マラウイ-マラウイの教育制度

日本の教育制度は、小学校6年と中学校3年の計12年です。
マラウイの場合、プライマリー・スクール(primary school)8年とセカンダリー・スクール(secondary school)4年の計12年となっています。

マラウイではプライマリー・スクールから制服を着用して通学することが一般的ですが(デザインは学校によって違います)、貧しくて制服が着用できない場合、学校へ行っても「制服を着ていないとだめだ」と教員から帰宅を命じられることもあります。

教員に比べて生徒の数が圧倒的に多いため、場合によっては一つの教室で100人以上の子どもが授業を受けることもあります。


マラウイの若者の識字率(※1)は、男74%、女70%となっています。
サハラ以南のアフリカ全体では、男75%、女64%となっており、アフリカ地域に限れば識字率は決して低くはありません。

中等教育純出席率(※2)は、男女ともに10%です。
サハラ以南のアフリカ全体では、男34%、女30%であり、アフリカの中でも特に低いことがわかります。

マラウイにはマラウイ大学(University of Malawi)やテクニカル・カレッジ(technical college)がありますが、高等教育機関まで進学できる人は限られています。


※1 若者の識字率(2009〜2013)…
15歳〜24歳の人口のうち、読み書きができ日常生活についての簡単な短文を理解できる人の割合。
(ユネスコ統計研究所(UIS))

※2 中等教育純出席率(2008〜2013)…
公式の中等教育就学年齢に相当する子どもであって中等学校またはそれ以上の学校に通学する者の人数が、当該年齢の子どもの総人口に占める割合。
(人口保健調査(DHS)、複数指標クラスター調査(MICS)、その他の国別世帯調査)